知育バイリンガル絵本
2024年12月、ひとつの次世代絵本が完成しました。
子どもが「自分で学ぶ」きっかけになるものを作りたい、そんな思いから始まったプロジェクトです。
タッチペン不要のボリューム満点辞典絵本
1.はじめに:絵本誕生の背景
子どもが初めて触れる絵本には、言葉を覚えたり、世界を広げたりする大切な役割があります。私たちが開発した「音が出るずかん絵本」は、そんな子どもたちのための学びと遊びが詰まった特別な一冊です。このプロジェクトは、ただの教材ではなく、親子で一緒に楽しみながら学べる体験を提供したいという思いからスタートしました。
2022年の夏に次男を出産し、子どもが1歳になった頃のことです。タッチペンで音が鳴る知育絵本を購入したのですが、思わぬ問題が次々と発生しました。
電源ボタンに手が当たる → すぐに電源が切れる。→ 子どもが興味を失う。
そもそもタッチペンを無くす → 使い物にならない。
「このタッチペン,,,無くせない?」
忙しい毎日の中で、「小さな子どもが自分で学べるおもちゃがあったらいいのに」とずっと思っていました。
そんな中、ふとした瞬間に閃きます。「タッチペンの必要ない音がなる絵本。ないなら、自分で作ればいいじゃないか!」と。
2. 親の悩みから始まったアイデア
「忙しくて子どもにタブレットばかり見せてしまう」 「タッチペンをなくしてしまい、使えなくなった知育玩具がある」 「安心して自学自習ができるおもちゃがほしい」
多くの親が抱えるこんな悩みを、私自身も経験してきました。フルタイムで働きながら2人の子どもを育てる中で、子どもが自然に言葉や知識に触れられる方法はないかと模索する日々。その中でたどり着いたのが、この音が出るずかん絵本のアイデアでした。
3. 企画立案:2児の母としての視点
この絵本の企画は、「こんなものがあったらいいのに」という思いから始まりました。特に幼少期の言語発達が、将来の学習能力に大きく影響することに着目し、以下のポイントを意識しました。
親しみやすいデザインと機能性:イラストだけでなく、実際の写真を使い、リアルな世界を子どもたちに伝える工夫をしました。
日本語と英語のバイリンガル対応:多言語を早くから身につけることで、子どもの視野を広げることができます。
音楽の力を活用:クラシック音楽や和の音楽を通じて脳の発達を促し、リラックス効果や言語能力の向上を目指しました。
4.コンテンツどうしよう?専門家の協力と完成への道のり
絵本には辞書はもちろん、ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット、数字といった基本的な学習要素をバランスよく組み込み、子どもが自然に学べるよう設計しました。また、読み上げ機能、クイズ機能も備え、「どこどこ?一緒に探そう」という風に親子でも1人でも遊べるそういう作りにしました。
自分の身体の不調を言えたり、感情表現ができるようにしてあげたい
気が付けば企画から1年経過していた
この絵本の開発には、多くの専門家の協力がありました。そして、1年以上の試行錯誤を経てようやく完成に至りました。
特にこだわったのが音楽ページ。
姉のササキトモコが脚本と音楽、妹のササキワカバがイラストを担当する東京ハイジさんの曲を使用する権利を頂くことができました。お二人とも同じ子育て中のママさんでもあります。
ピアノも弾けちゃう♪
実は、長男の子育て中に「ボウロのうた」に何度も救われた経験があります。泣き止まないときはもちろん、イヤイヤ期にはトイレの歌や歯磨きの歌、お出かけの準備中には「へんしん!おでかけまん」などに大変お世話になりました。そんな体験から、この絵本にも子どもたちが自然と楽しみながら生活の習慣を身につけられるような音楽を取り入れたいと考えました。
絵本の表紙も開発の背景に共感して頂いたササキワカバに描き下ろしてもらうことができました。また、知人のつながりでプロの琴奏者を紹介いただき、和の音色を取り入れることが実現。さらに、モンテッソーリ講師として保育経験豊富な方に監修をお願いし、クイズ機能やコンテンツ全体が子どもの発達に寄り添ったものになるよう工夫しました。
たくさんの方々の力を借りて、この絵本はただの「音が鳴る絵本」ではなく、子どもたちの興味を引き出し、自分で学ぶ楽しさを知るきっかけになる一冊に仕上がりました。